SN74LS68N(TI、1982年製)
10進非同期カウンタが2セット入っています。
内部回路の左側のカウンタ(第一カウンタ)と右側のカウンタ(第二カウンタ)では特性が異なります。
第一カウンタは2進カウンタと5進カウンタに分かれており、10進カウンタとして使うには、14Pinと15Pinを接続する必要があります。
また、2進カウンタの最大クロック周波数は50MHz、5進カウンタの最大クロック周波数は20MHzとなっております。
第ニカウンタは構成が2進カウンタと5進カウンタですが、内部で接続されているので10進カウンタとして使用することが出来ます。
最高クロック周波数は40MHzとなっております。
いずれのカウンタも、クロックがHからLに変化する時に出力が変化し、クリア端子をLにすると全ての出力がLにリセットされます。
74シリーズのICのなかでは、少々特殊なカウンタで、登場も1980年代と比較的新しいICです。