SN7400N(TI、1973年製)
2入力のNANDゲートが4個入っています。
74シリーズの原点にして頂点ともいえるICです。
NAND回路は、基本ゲートの中で最少段構成となるため、NANDを主体に考え、
不足部分は別のICで...というのが一般的な論理設計の手順です。
TTL回路においては、消費電力を大幅に抑えることができるというメリットもあります。
NANDを組み合わせることにより、ANDやORを作ることができますし、
セレクタやフリップフロップも自由自在に構成できてしまいます。
NANDはすごいね!!
HD74LS00P(日立、1979年製)
MB74LS00(富士通、1984年製)
M74LS00P(三菱、1986年製)
HD74S00P(日立、1980年製)
SN74AS00N(TI、1984年製)
SN74ALS00AN(TI、1984年製)
TC74HC00P(東芝、1986年製)
M74HC00(沖、1985年製)
LC74HC00(三洋、1983年製)
(2022/8/12 追記)
非常に珍しいテキサス・インスツルメンツ社製のSN74L00Rを入手しました。
1968年11月中旬に製造されたようです。
TパッケージのSN74L00自体がカタログには存在しない型番の為、特注品だと思われます。
全身が金メッキされており、非常に美しいICです。
このようなICは、本来何の製品に使われるはずだったのか、想像するだけで楽しいですよね。
紹介したICは、信州伊那谷電子様から譲っていただきました。
本当にありがとうございます。(2022年8月12日)