TD3400

Quad 2 Input Positive NAND Gate

TD3400
TD3400P(ロット記号"エ")

TD3400

東芝のTTLのロジックICです。
TD3400シリーズに属します。
SN7400と同じ、2入力NANDが4回路入っています。

TD3400

TD3400APの内部回路図です。
マルチエミッタトランジスタを用いた、一般的なTTL-NANDゲートです。
ただし、TD3400Pには入力部のクランピングダイオードがありません。

TD3400
TD3400AP(1973年製)

TD3400シリーズは、TD34xxPとTD34xxAPの2種類に分かれています。
TD34xxPは、一世代前のTD1400シリーズをTI社のSN7400シリーズと互換性を持たせるために1971年頃に誕生しました。
はじめは、TD1400シリーズのICの型番を変えただけの製品でした。
しかし、1972年にTD34xxPシリーズを改良して品種を増やしたTD34xxAPシリーズが開発され、
TD34xxPシリーズはすぐに廃品種になってしましました。
このため、本ページで取り上げたTD3400Pは非常に珍しく、存在を知っている人もわずかでしょう。

でもご安心ください。
このページでは、TD3400PもTD3400APも取り上げ、貴重な回路図資料もございます。
ぜひ、ほかのTD3400シリーズのICもご覧ください。

TD3400シリーズは、東芝の半導体技術の遷移を語るうえでなくてはならないシリーズです。


引用:'74 東芝半導体ハンドブック →資料館


最終更新日:2023年8月20日



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